ローソク足は最強のインディケーター!売買サインの判断はローソク足で

トレンド系

ローソク足は江戸時代に出羽国の本間宗久という人か発案したらしいです。

てっきりアメリカ人が作ったのかと思っていました(笑)

海外のトレーダーはバーチャートを使っている人も多いようですが、私はローソク足チャートを使っています。

ローソク足は他のオシレーターやインディケーターの中でも最強のチャートツールです。

結局のところオシレーター・インディケーターは、ローソク足を分解した数値(高値・安値・始値・終値)によって作成され表示されるわけで、現在の価格がどのように動いているのか、その情報を最も早く知ることができるのがローソク足です。

チャートでのローソク足の表示の仕方ですが、陽線と陰線に使う色によって人それぞれに印象とイメージがかなり違うようですので、自分の感覚や癖をよく把握して色を決めましょう。

私はチャートの背景を黒、陽線を赤の塗りつぶし、陰線を青の塗りつぶしですが、陰線の枠だけ塗りつぶす色より薄い青色の設定にしています。

私の場合、青を一色で塗りつぶしてしまうと、同じ上昇と下降の幅であっても下降のイメージを強く感じてしまうからです。

逆に上昇を赤の枠だけにしている人もいますし、陽線を青、陰線を赤にしている人もいます。

これもどれが正解ということはありませんが、人間は物事を決定する時にあらゆる過去の記憶に影響を受けていますので、なるべく売り買いのバイアスがかからないチャート環境の設定をすることが重要です。

そして、エントリーの判断ををローソク足で決定する場合は、必ずローソク足が完全に完成してから判断するようにしてください。

よくローソク足が完成する前に見越し(フライング)でエントリーしがちですが、これは絶対にダメです。

あくまでルールに基づくエントリーが絶対ですから、その根拠が発生する前にエントリーすることはルール違反となります。

たとえそれで利益が出たとしても、それは検証結果に無い利益確定パターンであり、そういう取引を続ける限りいつまでたっても検証結果通りのパフォーマンスを得ることができません。これ、重要です。

ローソク足の形

ローソク足を使った売買サインには本間宗久が編み出した有名な酒田五法があります。

これにはかなりの数のローソク足パターンがありますが、全てのパターンに高い優位性があるわけではありません。

私が売買サインに使用しているのは主に次の3つです。

ピンバー

ピンバーとはこのような形のローソク足です。
強いエントリーシグナルとなります。

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ピノキオの長い鼻の例えからピノキオバー。それを略してピンバーと呼ばれるようになったそうです。

ヒゲの長さが長いほど強い反転サインとして信頼性が高いとされています。

エントリーの方法としては、売りのピンバー出現後、その終値を割れていったら売りエントリー。買いの場合はその逆になります。

エグジットをピンバーの高値更新、安値更新にするだけでも立派な手法として成り立ちます。

包み足(抱き線)

包み足は次のような形ですが、価格の動き方やエントリーの考え方はピンバーと同じになります。

包み足は酒田五法にも載っていますが、FXの包み足は株式のチャートでいう包み線とは少し形が違います。

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FX市場は月曜の朝や指標発表時など特殊な時間帯を除き、基本的に取引時間と価格が連続していますが、株式市場は取引時間が連続していないので、翌日の寄付きが前日の終値から始まらないことが多々あります。(日足の場合はそれが普通)

前日の終値より大きく下げたところからスタートしたり、大きく上げたところからスタートしたりすると、ロウソク足の前日終値と翌日始値は離れてしまいます。すると、酒田五法に載っているような包み足になるわけです。

FXの場合は図のように前のローソク足の終値から次の足がスタートしますが、前の足を包み込むために一度価格が伸びたところが髭となり、その後大きく逆方向へと動くことになります。

そして、その2本の足の動きを1本にしてみるとピンバーになっていることが分かります。

ですから、エントリーの根拠の考え方としてはピンバーと同じということになるのです。

はらみ足(はらみ線)

はらみ足は包み足に似ていますが、包み足に比べてシグナルの強さは弱くなります。

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天井圏の場合を例にとると、強い陽線で引けた後に次の足は高値更新することもなく、下に抜けることもなく引けています。

これは相場が一段落した、又はどちらに行こうか迷っている状態です。

売りの踏みや買いの投げが終わって、相場が一巡した時に出現するはらみ足は転換のサインとなりますが、トレンド初期に出現するはらみ足は単純な押し戻りの可能性が高く、再度トレンド方向へと動き出します。

はらみ足は次の動きを注意深く観察する必要があり、エントリーを見送ることも多く、そういう意味でピンバーや包み足に比べてシグナルとしての強さが弱いということです。

まとめ

  • 髭の長いピンバーはトレンド反転のサインとなりやすい。
  • 包み足は2本合わせて考えるとピンバーと同じになる。
  • はらみ足は相場一巡の高値・安値圏での信頼度は高い。
  • はらみ足は次の動きをよく観察する必要がある。
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