みなさんはサポレジラインをどのように引いていますか?
トレンドラインは使わなくても十分にトレードできますが、サポートラインとレジスタンスラインの水平線がなければ優位性のあるFXトレードはできません。
水平線を引いてみる
水平線は強く意識されているところに引きます。
つまり、何度も反転しているところに引けばよいのです。
まずは日足などの長い時間軸から引いていきます。
チャートはあまり拡大せずに全体が見えるように、トレードする時よりも縮小するといいでしょう。
下の図はUSDJPYの日足チャートです。
実際にトレードする時に注目する線は、日足の直近高値安値のラインになります。
そして順に短い時間軸にラインを引いていきます。
下の図はUSDJPYの4時間足チャートです。
赤線が日足では見えなかったサポレジで、新たに引いたラインです。
次に15分足チャートです。
黄色線が新たに引いたラインです。
実際のデイトレードでは、この黄色線と赤線付近にレートがきた時にどのような行動をするかをプランします。
執行時間足が5分足の場合も同じようにラインを引いて節目の位置を確認します。
髭は切るのか切らないのか?
実際にラインを引く時に髭の先で引けばいいのか、ローソク足の終値で引くとしても、どの足の終値で引けばよいかなど、悩む場面が出てきます。
トレンドラインを引く時は、ローソク足の髭先で引くようにします。
これは、ローソク足の終値で引いてしまうと時間軸を切替えた時にトレンドラインの角度が大きく変わってしまうからです。
水平線の場合、角度が変わることがないのでその問題はありません。
しかし、髭先で引いた場合とローソク足の終値で引いた場合に髭の長さ分の値幅ができてしまいます。その値幅をどう考えるかです。
私は、サポレジラインは価格の点ではなくサポレジ価格帯「サポレジゾーン」と考えていますので、その範囲にきた時にローソク足の形などを見て行動をするようにしています。
サポレジラインはあくまで基準であり、それにタッチしたかしなかったかは、さほど問題ではありません。
FX会社のチャートによって髭の長さも反転したレートも微妙に違うのですから、ラインの価格にキッチリ従う方がおかしいのかもしれません。
「105.00円」などのゼロラインは、どの会社もゼロですからタッチするかどうか全員が注目していると思いますが、その他の価格ラインは少しずれても問題ないと思います。
以上の理由で私の場合は「トレンドラインは髭先」、「サポレジラインはローソク足の終値」で引くようにしています。
ローソク足の終値といっても、どの終値で引くかということになるので、私は「ラインチャート」を使って引くようにしています。
ラインチャートで引いてみる
先ほどの15分足のローソク足チャートと、15分足のラインチャートを比べてみましょう。
どうでしょうか?
ローソク足チャートでは髭が何本かラインより出ていますよね。
どの価格が意識されているか分かりにくいと思います。
下のラインチャートはどうでしょうか?
同じレートに3回タッチしているのがハッキリ分かります。
サポレジラインはキッチリとしていなくてもよいと思いますし、髭と終値の間という感じでサポレジの範囲を「ゾーン」として捉えるのも一つの考え方です。
とりあえず、ラインを引く時に悩まずに一貫性が持てる引き方を持つといった意味で「ラインチャート」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- トレンドラインよりサポレジラインのほうが大事
- 水平線は強く意識されているところに引く
- 上位時間軸から引いていく
- サポレジラインは髭なし、トレンドラインは髭あり
- サポレジはゾーンでもOK
- 髭なしはラインチャートで上手く引ける
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