お勧めの本:「規律とトレーダー」

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マーク・ダグラスのロングセラー『ゾーン』の続編。というか、読みやすい編。

本書の中で「トレードでの勝敗の80%は心のあり方によって決まり、トレードの手法や戦略の貢献度はわずか20%にすぎない」と言い切っています。

これはまさにトレードの本質であると思います。
優位性がある手法を手に入れたとしても、それを優位性がある状態でルール通りに実行できる人間は少ないでしょう。

トレード初心者は特にそうであるし、トレード経験が長い勝組みの上級者でもルール厳守に完璧な人間はゼロに等しいと思います。

それほど人間の心の存在はトレードにおいて大きな存在であり、手法以上によく理解することが必要です。

内容的には『ゾーン』で書かれている事柄を易しく説いています。私は初めに『ゾーン』を読みましたが、翻訳に無理があるところが多々あり、日本語として成り立っていない文章も多かったですが、本書は読みやすくて理解しやすいです。

本書では、トレーダーは何故損切りできないのか?
マーケットで負けたお金をマーケットで取り戻すといったリベンジ的な考えで何故トレードするのか?
何故ルールを順守しないのか?
出動の準備をしていても何故出動をためらうのか?
コンスタントに利益を上げてきても、その後1~2回のトレードでそれまでの儲けを何故吐き出すのか?
その理由を分かり易く説明しています。

『ゾーン』と違うところは、その行動をどうやって修正していけばよいのか、成功に至る道として7ステップに分けて具体的に書いているところです。

手法やマイルールは決まっているけれども、そのルールが順守できない人。

コツコツドカンをやってしまう人。

損切りができない人。

こういった人たちは本書を読み、各ステップを確実に実行していくことで必ず前進することができると思います。

聖杯探しもよいですが、まず本書を読んでからでも遅くはないでしょう。お勧めです。

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