みなさん、パチンコやスロットはやりますか?
私はもう20年以上やっていませんが、相場の書籍を読んでいて確立の話がでると、当時のことを思い出します。
当時は大当たり確立が1/256とかのパチンコやスロットが主流だったと記憶しています。
とにかく回らないと当りもこないわけですから、パチンコはよく回る台、スロットは設定がいいと思われる台を、何も考えずにひたすら回していました。
パチンコやスロットは何も考えずにひたすら回せます。
パチンコやスロットは1回まわすのにコストがかかります。
パチンコやスロットで1回まわすごとに「当たれ!当たれ!」とかいちいち考えていません。
パチンコやスロットは買った(借りた)玉やコインを投入しているにも拘わらず、じゃんじゃん回せていませんか?
それは当れば投資した金額を回収できると思っているからです。
さて、相場ではどうでしょうか?
エントリーは無料でできると思っていませんか?
資金10万円で1万通貨を勝率50%、リスクリワード1:2、損切り10pips固定の手法を使うとします。
損切り額は千円になります。
このトレードをパチンコやスロットに例えると、1回まわすのに「千円」がコストとして必要あり、その千円は当らなければ戻ってきません。
そうです、エントリーするには先に「千円」を支払わなければいけません。
そして、50%の確立で当るとエントリー料と二千円が戻ってくるのです。
当たり確率2分の1のスロットを1回千円支払って回していると考えればいいのです。
相場でエントリーする時に、損切りする予定の金額をコストとして受け入れていますか?
もしかして、損切りになった時にしか支払わなくていい「運が悪い時だけ後払い」と認識していませんか?
そう考えてしまうと予定の損切りラインがきても「運が悪い時だけ後払い」なのだからなかなか損切りができなかったりします。今から運がよくなるかもしれないし、そうなれば払わなくてもよいからです。
勝率50%の手法なのですから2回に1回は損切りになる可能性があります。
エントリーする前に損切り分をエントリー料として払ったつもりでエントリーすれば、損切りラインにきても「損した!」感情はでてきません。
気持ち的にはエントリー料として、すでに支払っているのですから。
そしてそれを続けていると2回に1回の確立で二千円が戻ってきます。
それを繰り返せば資金は千円ずつ増えていくのです。
パチンコ、スロット、競輪、競馬、競艇、宝くじ、カジノ、すべて先にお金を払わないとゲームに参加できません。
なぜ相場だけタダで参加できるように感じるのでしょうか?
損した時にだけ払えばいい「後払い」だからでしょうか?
損が確定しなければ支払わなくてもいいからでしょうか?
皆さんはどういう認識ですか?
自分で自分を分析してよく考えてみてください。
これが理解できなければ相場を「確立」で考えて、損切りを感情のブレがなく実行することはできません。
手法をルール通りに実行することも難しいでしょう。
設定がいい台で、ひたすら回して当たりを引く、を繰り返す。
優位性のある手法で、ひたすら損切りと利確、を繰り返す。
同じことなのです。
コメント